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バックフロー
バックフローは、水道システムにおける重要な現象であり不適切な方向から水が逆流することを指します。これは、清浄な飲用水が汚染される可能性があるため深刻な健康および安全上の懸念を引き起こす問題です。バックフローの防止は、水道システムの安全性を確保するために重要な措置です。以下にバックフローの詳細な説明を提供します。
●定義
バックフローとは、水流が通常の方向とは逆に流れ清浄な水が汚染源や非清浄な水と混ざる現象を指します。これにより水道水が汚染され健康へのリスクが高まります。
●原因
バックフローは、水道システムに対する逆圧力、逆流、シンクや浴槽などへの急激な圧力低下、配管システムへの外部の圧力増加などが原因となります。
●種類
a.バックシフト; 圧力差によって水が逆流する現象です。例えば、本来高圧である場所から低圧の場所に水が流れることがあります。
b.バックセフト; 水道のシステム内で流れが逆に向かう現象で特定のポイントで逆流が発生します。
●防止
バックフローを防ぐためには、バックフロー防止弁(バックフロープリベンター)を設置することが一般的です。これは、逆流を防止し水道の安全性を確保します。
バックフロー防止弁は、水道システムの重要なポイントに設置され、流れが逆になることを防ぎます。
バックフローの防止は、飲用水の安全性を確保するために非常に重要です。適切なバックフロー防止装置の設置と定期的な点検は、水道システムの健全性を維持し人々の健康を保護するのに役立ちます。
バックフローが起きる要因について
バックフローが起きる要因は、水圧の逆転によって配管内の水の流れが通常とは逆方向に移動することで発生し主に減圧とサイフォン作用の二つのメカニズムによって引き起こされる。減圧によるバックフローは、水道本管や建物内の配管で異常な圧力低下が発生した際に生じる。例えば、大規模な断水や消火活動による大量の水の使用が原因となり一時的に水圧が低下すると高圧側の汚染水が給水管内に逆流する可能性がある。サイフォン作用によるバックフローは、給水管が汚染水や異物の混入しやすい環境と直結している場合に発生しやすく特にホースや貯水槽が汚染源となるケースが多い。例えば、庭の散水ホースが農薬の入った水たまりに浸かっている状態で急激な減圧が起こると、ホース内の汚染水が給水管内へと逆流する危険がある。
産業施設や病院などの高リスク施設では、薬品や細菌を含む水が配管内に逆流し飲料水の汚染につながることがある。こうしたリスクを防ぐために逆止弁や空気遮断装置の設置が重要とされており、特に水道法や各自治体の規制ではバックフロー防止策の義務化が進められている。定期的なメンテナンスと水圧管理を適切に行うことでバックフローのリスクを低減し安全な水供給を維持することが可能となる。