水道用語一覧

ボールタップ
「ボールタップ」は、水道の設備や配管システムで使用される一種のバルブ（弁）です。このタイプのバルブは、水の流れを制御し、開閉するために球形の部品（ボール）を使用します。以下にボールタップの主要な特徴と動作について説明します
●構造
ボールタップは、一般的に球形のバルブボール、ボールホール（球の中央にある穴）、およびボールボディ（ボールを収める筒状の部分）から構成されます。ボールホールの位置によって、バルブが開いたり閉じたりします。
●動作原理
ボールタップは、ボールを回転させることによって水の流れを制御します。ボールがボールホールに対応する位置にあるとき、水は通り抜けて流れます（開いた状態）。ボールを回転させてボールホールが閉じた位置にあると、水の流れが遮断されます（閉じた状態）。
●用途
ボールタップは一般的に水道システムや配管で使用され、蛇口、シャワーヘッド、洗濯機、トイレ、浴槽、キッチンシンクなどの各種水供給装置に組み込まれています。また、工業用途や自動車のエンジン冷却系統でも使用されます。
●操作
ボールタップは、通常、レバーまたはハンドルを回すことで操作されます。ハンドルを回転させると、ボールが回転し、バルブが開閉します。一般的に、ハンドルを水平に向けるとバルブが閉じ、垂直に向けるとバルブが開きます。
●耐久性
ボールタップは、球形のバルブボールが滑らかな動作を提供し、長寿命で信頼性が高いことで知られています。ボールの表面がシール材と密着するため、漏れが発生しにくいです。

ボールタップは一般家庭から工業用途まで幅広く使用され、水の流れを効果的に制御するための重要なバルブのひとつです。その操作は比較的簡単で、多くの場合、水の供給を開閉するために使用されます。